本尊閻魔法王

高さ2.4メートル 幅2.4メートル 木製
ゑんま様は怖いお顔から、地獄の支配者のように思われますが、実は人間界をつかさどる、私達に最も身近な仏様です。
死んでしまった人間を、あの世のどこへ送るかを決める裁判長の役目を担っていらっしゃいます。ゑんま様は、人間を三悪道には行かせたくない為に、怒りの表情で、地獄の恐ろしさを語り、嘘つきは舌を抜くと説いて下さるのです。
京の都が火の海となった応仁の乱の為、当初の閻魔法王は焼失され、現在のお像は長享二年(1488)仏師定勢により刻まれ再現安置されています。